おがくずやカンナくず・樹皮等、製材時の廃材やこれまでは廃棄されてきた間伐材を原料に、それらを小粒な円筒形に圧縮成型した固形燃料が「木質ペレット」です。見た目にツルツルとしているのは木材の含有成分リグニンが溶け出し固まったためで、化学物質を含まない安全性の高さも特長のひとつです。樹皮を含まない木質部が主原料のホワイトペレット、樹皮と木質部の混合原料からつくられる全木ペレット、樹皮を主原料とするバークペレットの3種類があります(山高建設では丹波篠山の広葉樹と針葉樹からつくった全木ペレットを使用しています)。木質ペレットは燃焼時にCO2を発生しますが、その成長過程でCO2を吸収してきた樹木を使用しているため、化石燃料のように環境中のCO2総量を増やすことはなく、近年はCO2排出量削減と原油価格高騰に基づくコスト削減の観点からも大きく注目されています。